屏風のこだわり
ひととえのお雛様に合わせて、全てデザインからオリジナルでおつくりしています。素材と色絵柄にこだわり、長くお楽しみいただけるよう豊富な種類を取り揃えております。背景が変わると全体の雰囲気ががらりと変わります。
お屏風は単品でもご用意していますので、背景を変えてお楽しみいただくのもおすすめです。
屏風の種類
- 金屏風 -
木の板に和紙を張り合わせ丁寧に仕上げました。繊細で美しい絵付けは、一筆一筆会津の職人が描いております。(うさぎを除く)そのため作品の絵付けはひとつひとつ異なり、世界に同じものはありません。作品の個性としてお楽しみください。ひな祭りの歌にも登場する定番の金屏風は、お雛様をより華やかに、煌びやかに演出します。
- 紐蝶番手描き屏風 -
木枠に絵絹を張り、礬水(どうさ/滲み防止液)を塗り、金粉を散りばめた上に、一筆一筆、職人が絵柄を描いています。同じものはない、たったひとつの特別な逸品です。
透け感があり、薄っすらと優しい光を通します。やわらかい光が差し込むと、幻想的で奥ゆかしい印象に。
4枚の木枠を繋げる蝶番には金属ではなく紐蝶番を採用しています。金属を用いないことで、お人形の優しくやわらかな雰囲気をより引き立てることが出来ます。
- 天然木 紐蝶番屏風 -
ひととえでは、長野県の『木曽檜』、静岡県の『天竜杉』を採用しています。灯りに照らされたような輝く光沢と、節のない美しく整った柾目(まさめ)が優美です。
柾目は木目がほぼ並行で木材を中心から半径方向に年輪と直交するように木取りしたものです。太い丸太から数センチほどずつしか取れないため、大変貴重とされています。
また、最低でも樹齢70年を超えた木でないと美しい柾目にならないことから希少価値も高くなりますが、ひとつとして同じものはなく、木目や色味がそれぞれ異なるところも天然素材の味わい深さです。
- 塗屏風 -
木の板に艶やかな塗りを施した高級感のあるお屏風です。塗りの飾り台との一体感が生まれ、上品な雰囲気に。「花に蔦」「花に雲」は職人が立体的な細工にこだわり、見応えのある仕上がりです。鮮やかな色づかいと繊細な細工を、是非細部までご覧になってお楽しみください。
- 刺繍屏風 -
木の板に華やかな刺繍を施した生地を張り合わせ仕上げました。刺繍のデザインと優しい色合いにこだわり、お雛様をやわらかい雰囲気に引き立てます。
刺繍屏風はひととえでは唯一の三曲屏風になります。
- 几帳 -
二本のT字型の木製の柱に溜塗を施し、ひととえのお人形に合わせた金襴でおつくりしました。几帳は平安時代以降の公家の邸宅などで間仕切りとして使用されていました。几帳をお飾りいただくことで、ひな人形がより高貴な印象に。お好きなレイアウトでお楽しみください。