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かわいいお顔の雛人形が欲しい

お雛さまの “すまし顔” は怖い!?


 

童謡『ひなまつり』に「二人揃ってすまし顔~」と歌われているように、昔ながらの雛人形は日本人形らしい気品ただよう「すまし顔」が定番です。雛人形は天皇皇后の婚礼の場面を模した格調高いお人形であり、しあわせな未来に思いを馳せて飾る憧れの対象ですから、お雛さま「すまし顔」は高貴な品格のあらわれとして好まれ、長く受け継がれてきたのでしょう。

しかし若い人たちの間では、そんなお雛さまのお顔を「怖い」と感じる人が意外と多いのだそうです。リアルすぎて怖い、無表情で怖いというほかに、夜の薄暗がりで見ると顔が白く浮き上がって見えて怖い、という声も―。
「色の白いは七難隠す」と言われるように、日本では昔から色白が美人の象徴でもあるというのに、お雛さまの白いおすまし顔は現代人にあまり人気がないようです。とくに若い人たちにとって、雛人形は「顔が怖い」というイメージが強く、お雛さま離れの原因の一つになっているとも考えられています。

伝統的な雛人形のお顔について、よく京雛と関東雛を比較して語られることがあります。京都発祥の京雛は、細面(ほそおもて)のお顔に切れ長の目とすっと通った鼻筋が特徴で、そのおっとりとした高貴なお顔は「京顔(きょうがん)」と呼ばれています。いわゆる京美人の顔ですね。一方、江戸を中心とした関東各地で作られている関東雛は、目がぱっちりとしていて、唇がふっくらとした現代風の美人顔です。京都で生まれた雛人形が江戸に伝わり、江戸っ子好みの美人顔に変化していったのでしょう。

そして時代は令和になりました。お雛さまの美しい文化を絶やさないよう、日本の文化を継承する若い人たちの感性にかなう「怖くない」お顔の雛人形づくりが始まっています。若いママたちが子どもの頃の雛人形と比べると、ずいぶんとかわいいお顔に変わってきているので驚かれるかもしれません。
では、いま人気のお雛さまのお顔がどんな風に変わってきているのか、もう少し詳しくみていきましょう。

〇令和の雛人形は「かわいい」が決め手の愛されフェイス

いま人形店に伺うと、お雛さまのお顔がずいぶんとやさしく、かわいらしくなったなと感じます。まず表情。かつて定番だった「すまし顔」はすっかり影をひそめ、きゅっと結んでいた口元も口角があがってにっこり微笑んでいるようです。よく見ると、真っ白だったお顔も、少しピンクがかっているものもあれば、ほんのりと頬紅をさしたものもあります。目もぱっちりとした現代風のお顔です。お雛さまといえば、ほっそりとした大人顔の面長美人が定番でしたが、いまどきの雛人形は丸みを帯びたかわいいお顔が増えました。かつて好まれた「細面」「色白」「切れ長の目」は、「丸顔」「血色のよい色白」「パッチリ目々」に変わってきています。現代の若者たちに受け入れられるお顔を研究し、雛人形づくりの職人たちが創意工夫を凝らした令和のお雛さまといえるでしょう。

雛人形はしあわせの象徴として再現された天皇皇后の結婚式の場面です。天皇の姿さえ見たこともない昔の人々が殿上人の婚礼に抱いた憧れは、現代の感覚では計り知れないものだったに違いありません。皇室の結婚式が憧れの的であることはいまも変わりありませんが、戦後 “開かれた皇室” として天皇皇后が親しみやすい存在になったことで、お雛さまも遠い憧れから身近で愛着のわくものに変わってきたのかもしれませんね。

憧れのお顔より、親しみやすいお顔。高貴なクールビューティーより、キュートな愛されフェイス。時代の移り変わりのなかで、雛人形の「すまし顔」は、やさしさや愛らしさが伝わる「かわいい」笑顔に変わりました。日本のお姫さまという枠組みさえも飛び越えて、大きな瞳にまつ毛の長いプリンセスのようお雛さまも登場しています。多様化する個人の価値観にあわせて、雛人形選びの選択肢も広がってきているといえるでしょう。

〇赤ちゃんや幼児のようなあどけないお顔の雛人形が人気

現代風のかわいい雛人形が増えるなか、近年注目を集めているのは、赤ちゃんや幼児のようなあどけないお雛さまです。「雛人形とはこうあるべきもの」という既成概念を打ち破り、幼さが残るふっくら丸いお顔のお雛さまは瞬く間に受け入れられ、「わが子に似ているから」という理由で買い求めるご家族も増えました。

「かわいい」はお顔だけでなく、雛人形の大きさや衣裳の色にも変化もたらしました。その結果、大ぶりの雛人形は影をひそめ、かわいいサイズのコンパクトなお雛さまが好まれるようになっています。古典的で重厚な色使いの格調高い衣裳も人気がありますが、その一方で軽やかなパステルカラーのかわいい衣裳も増えました。SNS世代の若いママたちにとっては、「飾ってかわいい」のはもちろん「撮ってかわいい」ことも大事です。

業界に先駆けて、人形工房ひととえがかわいいお顔の雛人形づくりに取り組み始めたのは十年余り前のこと。原型づくりに一年を費やし、試行錯誤の末にようやく完成させたのは、ふっくらと丸いお顔に愛くるしい垂れ目がチャームポイントの少女のようなお顔でした。目の奥に輝くガラスの入れ目や、微笑んだ控えめな口元にも、親しみやすさが感じられます。コロンと丸みを帯びた小ぶりの姿も愛らしい表情のお顔とよくあいました。幼稚になりすぎず、かわいらしさと上品さをあわせもつ絶妙なバランスのお雛さまは「かがやき」という名でお披露目され、多くのお客様に支持されるロングセラーとなっています。
さらに2020年には、メインブランドである「かがやき」シリーズの姉妹ブランドとして「ふわり」がデビュー。天使のような無邪気であどけないお顔とパステルカラーのコーディネートで注目を集めています。かわいいお顔のお雛さまをお探しでしたら、ひととえの「かがやき」「ふわり」もぜひご覧になってみてください。

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